2021年 10月 28日 (木)

「シェアサイクル」帰宅難民の「救いの足」に 東京で震度5強地震、公共交通ストップで利用急増

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   2021年10月7日夜、千葉県を震源に発生した地震の影響で、首都圏の鉄道路線では運転の見合わせが発生した。帰宅困難者が続出する中、力を発揮したのが「シェアサイクル」だった。

   大手シェアサイクル事業者では、地震発生直後から都心部のポートにおける利用数が急上昇。公共交通網が麻痺する中、家路へ着くための手段として活用された。

  • ドコモバイクシェアの自転車
    ドコモバイクシェアの自転車
  • 東京都心部におけるドコモバイクシェアのポート状況の変化。数字は貸し出し可能な自転車の台数を指している(編集部作成)
    東京都心部におけるドコモバイクシェアのポート状況の変化。数字は貸し出し可能な自転車の台数を指している(編集部作成)
  • ドコモバイクシェアの自転車
  • 東京都心部におけるドコモバイクシェアのポート状況の変化。数字は貸し出し可能な自転車の台数を指している(編集部作成)

都心部のポートから自転車が消える

   7日22時41分頃、千葉県北西部を震源に、東京や埼玉で最大震度5強を観測する地震が発生した。地震の影響で首都圏の鉄道路線は軒並み運転を見合わせ。運転再開が日付を跨ぐ路線も多かった。帰宅困難者も出ることになり、テレビ中継では駅前でタクシーを待つ人々の列がたびたび映された。

   そうした中、帰宅手段として活用されたのがシェアサイクルだった。指定ポート間で自転車の貸し借りが可能なシェアサイクルは、本来鉄道やバスなど公共交通が手の届かない、ちょっとした距離の移動時に重宝される存在。赤い自転車の「ドコモ・バイクシェア」、白い自転車の「ハローサイクリング」が知られるところだ。

   ツイッター上では7日深夜、東京都心部にあるシェアサイクルのポートが軒並み「空っぽ」になっていると話題になった。記者が8日1時30分頃、「ドコモ・バイクシェア」のアプリでポートの貸し出し状況を確認したところ、都心部では皇居の周りに円を描くように、貸し出し可能な自転車がないことを指す「0」の表示が並んでいた。

   ドコモ・バイクシェア(東京都港区)の広報担当者は8日、J-CASTニュースの取材に対し、地震発生後に同社の自転車を使って帰宅した人が多かったと説明。具体的には港区から大田区へ向かうように、都心部から周辺のエリアへ移動する動きが目立ったとした。今回のように都心部から一斉に自転車が消えるケースは、今までなかったという。

   ハローサイクリングを展開するOpenStreet(東京都港区)の広報担当者も取材に対し、地震発生後、首都圏では通常と比較して約3倍の利用があったと説明した。

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