2024年 4月 19日 (金)

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ
衆院選直後のCOP26、岸田首相に求められる「強かさ」

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

建前と本音が入り混じるところで各国は国益を競っている

   その場合、2030年の新目標で20~22%としている原子力を増やす必要がある。甘利明幹事長も言うように、原子力の更新は、小型原子炉で行っていくのが、国際情勢、コストと安全性の観点で日本として望ましい。

   ともあれ、環境問題は、ベルリンの壁崩壊以降、資本主義に社会主義が破れ、行き場を失った左派勢力が大量に参入してきた分野だ。理念先行になりがちであり、グレタ・トゥンベリさんに代表される環境活動家が活躍している。

   一方、資本主義陣営はその動きを上手くビジネス化し、対処している。一見、環境活動家が目立つわけだが、その裏では巨額な環境ビジネスができている。環境活動家もその一員なのだろう。

   その建前と本音が入り混じるところで各国は国益を競っている。それがリアルな国際政治なわけで、場合によっては大国離脱で国際ルールがなくなるかもしれないシビアな闘いだ。強かに日本も対応しなければいけない。

1 2
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中