2024年 4月 20日 (土)

巨人V逸は「原監督の独裁」が原因か 「イエスマンばかり」首脳陣が招いたチームの衰退

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   リーグ3連覇を狙ったプロ野球・巨人は9月以降に大失速し、シーズンを負け越してペナントレースの全日程を終えた。3位でCS進出を決めたが、原政権下では06年以来15年ぶり2度目の負け越しでは喜べない。

   そんな中で、山口寿一オーナーが10月23日に原監督に対して続投要請を行い、内諾を得たことを明かした。スポーツ各紙が報じている。

  • 原辰徳監督(2014年撮影)
    原辰徳監督(2014年撮影)
  • 原辰徳監督(2014年撮影)

コーチ陣は「監督に対して異を唱えられない」

   今季が3年契約最終年の原監督が続投することに対し、「独裁政権」と巨人ファンから歓迎しない声が多い。今後も長期政権が続くとみられるが、スポーツ紙記者は「首脳陣をテコ入れしないと常勝軍団を築けない」と危惧する。

「今のコーチ陣は原監督のイエスマンばかり。投手陣に大きな負担をかけている宮本和知投手チーフコーチ、元木大介ヘッドコーチは監督に対して異を唱えられない。他のコーチ陣も常に監督の顔色を窺っているように見える。これではチームは強くならない。

ヘッドコーチは監督にモノを言える『うるさ型』の人間を据えるべき。元木コーチは洞察力に優れているので走塁コーチや内野守備コーチの方が能力を発揮できる。宮本コーチも1軍の投手チーフコーチは荷が重い。選手との対話能力に長けているのでブルペン担当やファームの方が適任だと思います」

   宮本コーチ、元木コーチが球界復帰したのは原監督が第3次政権で就任した19年。共に現役引退後は10年以上タレントとして活動していただけに、驚きのコーチ人事だった。

「首脳陣のテコ入れにフロントも介入すべき」

   両コーチの手腕に懐疑的な見方が多かったが、コミュニケーション能力の高さを発揮して19、20年はリーグ連覇に貢献。チームが良い流れの時は選手のモチベーションを上げる指導法がハマるが、負のスパイラルに陥った時はチームを良い方向に導くために、首脳陣の中で監督と意見を衝突することもいとわない人間が必要になる。

   いまの巨人にその人材が見当たらないのが現実だ。

「独裁政権は監督にとってはやりやすい環境かもしれないが、間違いなくチームは衰退する。原監督主導のコーチ人事だと、どうしてもイエスマンばかりになってしまう。首脳陣のテコ入れにフロントも介入すべきだと思います」(スポーツ紙デスク)

   V逸の巨人は首脳陣に大ナタを振るうだろうか。(中町顕吾)

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