NHKの高瀬耕造アナウンサーが、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に関する思い込みを「謝罪」した。2022年1月26日、ドラマの前番組である「おはよう日本」エンディングの朝ドラ送りで、高瀬アナは「やっぱりですね、トミーに感謝ですね。何という、いい人だろうと」と感想を述べた。「トミー」とは俳優の早乙女太一さん(30)演じるトランぺッターのトミー北沢のことだが、高瀬アナは続けて、「本当、あの、前髪クネ男かと思った私をお許しください。本当にありがとう」と、自らの思い込みを悔いたのだった。謝罪の声は佐々木希さんにも「前髪クネ男」とは、13年度前期に放送された朝ドラ「あまちゃん」に登場するチャラさあふれるキャラクターで、勝地涼さんが演じていた。作中では1話だけの登場ながら、常に前髪をいじりつつ腰をくねらせながら歩き回る「非常識キャラ」で、視聴者をドン引きさせたのだった。その「前髪クネ男」の名前を出した高瀬アナだったが、というのも、作中のトミーは登場当初こそ、「女は付き合うもんやない。はべらすもんや」などと宣うチャラさ全開のキャラだったものの、トランペットが吹けなくなった大月錠一郎(オダギリジョーさん=45)のために医者を探すべく奔走するなど、その献身ぶりが注目を集めているのだ。高瀬アナの「謝罪」に対し、視聴者からは「高瀬アナの朝ドラ送り トミーさんのこと前髪クネ男なのかと思っていた ごめんなさいって」と、爆笑マークを付けつつのツイートがなされるなどしているが、ネット上では別の登場人物に対する「謝罪」も噴出している。それは、佐々木希さん(33)演じる笹川奈々に対する「推定有罪」を悔いる声だ。「要注意人物かと思ってごめんなさい」佐々木さんは1月18日の放送で初登場。その役どころは錠一郎とトミーが出場したトランペットのコンテストを主催する「笹川プロダクション」の社長令嬢というもので、当初、視聴者からは主人公の雉真るい(深津絵里さん=49)の恋敵となるのではないかとの予想が上がっていた。だが、奈々はトランペットが吹けなくなった錠一郎のために、やはり、医者を探すべく奔走したほか、いったんは大阪に戻った錠一郎に同行してマネジメントを続けるなど、これまた実に献身的に錠一郎の面倒を見続けたのだ。このため、視聴者からは「奈々さん、普通にビジネスに比重を置く女性で良かった 疑ってごめんなさい」「奈々さんがとても人の良いお嬢さんで、要注意人物かと思ってごめんなさい」といった「謝罪」が相次ぐ事態となっている。(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)
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