2022年 7月 2日 (土)

音声広告×声優コンテンツ デジタル時代で生き残るプロモーション戦略

「声優コンテンツ」の老舗がサポート

   では具体的に、どんなコンテンツが効果的なのか。デジタルオーディオアドと親和性が高いのが「声のプロ」である声優だ。アニメ市場の拡大に加えて、イベントや地上波ドラマなど、活動の幅が広がることで、存在感は増している。

   ペラックでは2021年11月、人気声優の豊崎愛生さんと小野賢章さんをパーソナリティーに起用して、ツイッターでのライブ動画配信を実施した。ティザーとして3日前から声優によるカウントダウンツイートを行い、終了後もアーカイブ配信や商品紹介動画を投稿 。広告ツイートそのもののインプレッション(露出回数)だけでなく、ファンから自然発生された商品名入りの言及ツイートも増加して、相乗効果が生まれた。

   声優ファンの熱意は、一般的なタレントよりも強い傾向があり、企業は広告起用でポジティブなイメージを得やすい。その一方で、マッチングがうまく行かないと、悪印象を与えやすいリスクもある。そこで仲介役になるのが、20年以上にわたりA&G(アニメ&ゲーム)を軸に据え、毎週120を超える声優番組コンテンツを展開し続けている文化放送だ。

   ペラックが利用したツイッターでの広告施策では、文化放送が声優のブッキングからコンテンツ制作までを担当。きちんとファンの文脈をおさえることで、広告主がファンとともに「応援」する関係性づくりをサポートしている。

文化放送×ツイッターの声優プロモーション施策
文化放送×ツイッターの声優プロモーション施策

   第一三共ヘルスケアも、プロモーション展開するうえで「声優を安易に起用している」と思われないための関係性づくりを意識している。

「節操なく『声優なら誰でもいいんだ』と見られるブランドにはしたくないなと。なぜこの人なのか、この人と中長期的に付き合うぞとの覚悟を持って、今後も実施していきたいです」(北條氏)

   トークセッション後には、実際に声優コンテンツの制作にたずさわる文化放送社員が「現場の声」をプレゼンテーションした。具体的な予算感から、A&Gをめぐる時代背景、「推し」に対するファン心理の変化、そしてコアなファン層の「わかっているな感」を醸成させるノウハウまで――。各種資料やセールスシートなどは「文化放送メディアナビ」への問い合わせで入手できる。

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<編集:J-CASTコンテンツ企画ビジネス部>

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