東京で「数年に1回」の「大火球」、写真家が撮影背景を明かす

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   2022年6月29日未明、流れ星の中でも明るい「火球」を目撃したというSNS上の投稿が相次ぎ話題となった。一部のユーザーから「爆発音が聞こえた」という報告もあった今回の火球は、特に明るかったため「大火球」と呼ばれている。東京上空に流れた火球を撮影した星空写真家のKAGAYAさんは、J-CASTニュースの取材に対し「東京で見ている限り数年に一回の頻度かと思います」と答えた。

  • 東京上空を流れる大火球(KAGAYAさんのツイッターより)
    東京上空を流れる大火球(KAGAYAさんのツイッターより)
  • KAGAYAさんのツイッターより(@KAGAYA_11949)
    KAGAYAさんのツイッターより(@KAGAYA_11949)
  • 東京上空を流れる大火球(KAGAYAさんのツイッターより)
  • KAGAYAさんのツイッターより(@KAGAYA_11949)

「隕石が地上に落下している可能性が少しはある」

   KAGAYAさんは6月29日、東京上空に流れた大火球の映像をツイッターで公開した。火球の様子について「月の明るさほどに光り、最後は分裂したように写っています」と解説している。KAGAYAさんの動画は、7月1日までに8000回以上リツイートされ、3万6000以上の「いいね!」がつくほど注目を集めた。

   KAGAYAさんは撮影時の様子を「ベランダに設置した4台のカメラそれぞれが、火球が流れれば動体検知機能によって動画記録するようになっています」と取材に明かした。

   国立天文台・天文情報センターの担当者によれば、今回の火球は6月29日02時48分に出現し、大体50秒程度観測された。7月1日までに分かっている情報では、火球として光っていた範囲は、駿河湾か~東京都23区ぐらいの上空の間だとしている。

   普通の流れ星の大きさは「ミリ単位から数センチ単位のもの」だというが、今回の火球は「少なくとも10センチ以上はあると思います」と答えた。また、今回の隕石が地上に落下している可能性が少しはあると想定している。

姉妹サイト