2024年 4月 21日 (日)

ジビエ「刺身」シーンでTBSが謝罪 「説明十分でなく、誤解を招く表現」

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   2022年7月3日放送の『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)で、「刺身」をうたうジビエ料理を食べる様子が紹介され、SNS上で「生食は危険ではないか」という批判が相次いだ。TBSテレビ社長室広報部は7月6日、J-CASTニュースの取材に対し「お店では加熱したうえで商品を提供していましたが、番組で、その説明が十分でなく、誤解を招く表現となってしまいました」と説明し、謝罪した。

   番組の公式サイトでも6日までに、上記の放送に関する謝罪文が掲載されている。

  • 『坂上&指原のつぶれない店』公式サイトより
    『坂上&指原のつぶれない店』公式サイトより
  • 『坂上&指原のつぶれない店』公式サイトより
    『坂上&指原のつぶれない店』公式サイトより
  • 『坂上&指原のつぶれない店』公式サイトより
  • 『坂上&指原のつぶれない店』公式サイトより

「実際にはお店は加熱してから提供しておりました」

   番組が取り上げたのは、大阪市にある居酒屋が提供しているジビエ料理「シカもも肉の刺身」だ。お笑いコンビ・U字工事と石原良純さん(60)が「シカもも肉の刺身」を食べていたが、ジビエを生で食べることに関して、同番組による説明や注意喚起などは行われていなかった。

   厚生労働省によれば、「生または加熱不十分な野生のシカ肉やイノシシ肉を食べると、E型肝炎ウイルス、腸管出血性大腸菌または寄生虫による食中毒のリスクがあります」としており、「ジビエは中心部まで火が通るようしっかり加熱して食べましょう」と注意喚起している。

   放送終了後、同番組が取り上げたジビエの刺身をめぐって、SNS上では「ジビエの生食は絶対ダメです...」「影響力の大きいテレビ番組は注意して欲しい」といった批判の声があがっていた。

   大阪市保健所北部生活衛生監視事務所は4日、取材に対し「(ジビエを)生で提供していることがあれば、ガイドラインに沿って指導させていただく」と回答した。また、6日には「責任者の方とお話しし、ジビエの関係のガイドラインに基づいて指導しました」と明かしている。

   ジビエの刺身を紹介した件について、TBSテレビ社長室広報部は6日、J-CASTニュースの取材に対し、「説明が十分でなく、誤解を招く表現となってしまいました」と説明した上で、「関係者並びに視聴者の皆さまにお詫び申し上げます」と謝罪した。

「TVer」は刺身のシーンを削除

   『坂上&指原のつぶれない店』の公式サイトでも、ジビエを生で食べることへの指摘に対して「実際にはお店は加熱してから提供しておりましたが、説明が不十分で誤解を与える表現となってしまいました」と説明し、「関係者のみなさま、並びに視聴者のみなさまにお詫び申し上げます。なお、野生動物の肉を食べる際は、厚労省のガイドラインなどに沿って、十分に加熱して下さい」と注意喚起する文章が掲載されている。

   番組は民放共通の配信プラットフォーム「TVer」も見られるが、問題になったシーンは6日までに削除されている。

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