次の日韓戦は「雪辱の場」...燃える韓国メディア 1年前「横浜惨事」引き合いに戦前分析

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   サッカー東アジアE1選手権の日本対韓国戦が2022年7月27日に豊田スタジアムで行われる。4大会ぶりの優勝を目指す日本は1勝1分けで2位に付け、2勝の韓国が首位に立つ。日本が優勝するには韓国に勝つしか道はなく、必勝態勢で直接対決に臨む。

  • 森保一監督(写真:SportsPressJP/アフロ)
    森保一監督(写真:SportsPressJP/アフロ)
  • 森保一監督(写真:SportsPressJP/アフロ)

日本戦引き分け以上なら韓国優勝

   今回日本は国内組でメンバーを編成し、26人のうち10人が初選出。フレッシュな顔ぶれで臨んだ初戦・香港戦は、西村拓真(横浜F・マリノス)、町野修斗(湘南ベルマーレ)両FWがそれぞれ2点をマークし6-0で大勝。幸先良いスタートを切ったものの24日の中国戦は0-0とまさかのスコアレスドローに終わった。

   一方の韓国は日本同様に国内組を中心としたメンバー編成で初戦・中国戦を3-0で快勝すると、続く香港戦も3-0で勝利。2連勝で首位を走り、日本戦で引き分け以上ならば大会4連覇となる。

   サッカーにおいて長年のライバル関係にある韓国では日韓戦に注目が集まり、各メディアが特集記事を組んでいる。

   地元メディア「NEWSIS」(WEB版)は、韓国代表が「横浜惨事」の雪辱とともにE-1チャンピオンシップ4連覇に挑むとし、21年3月に横浜・日産スタジアムで行われた日韓国際親善試合を振り返った。

ベント監督「日本に有利な状況にあるが最善を尽くす」

   試合は日本が前半13分、27分に得点し、後半38分にはMF遠藤航がダメ押しゴールを決め日本が3-0で完勝。結果を速報した韓国メディアは「横浜惨事」「歴史的拙戦」「無気力敗戦」などと惨敗した代表チームを酷評した。大会4連覇がかかった韓国にとって「横浜惨事」雪辱の絶好の機会だという。

   記事では日本が置かれる現状に言及しており、ホームで優勝を逃す危機にさらされる日本は総力戦に出るとみられると指摘。さらに香港戦で大勝した後の中国戦で1ゴールも出来なかった日本にとって日韓戦の勝利は切実だと伝えた。

   「スポーツソウル」(WEB版)は、韓国代表パウロ・ベント監督(53)のコメントを紹介。日韓戦に向けてベント監督は昨年3月の対戦と比較することに意味はないとし、「日本は強いチームだ。(今回は)日本に有利な状況にあるが最善を尽くす」などと語ったという。

   日本が韓国を下して4大会ぶり2度目の優勝なるか。それとも韓国が4連覇を達成するのか。プライドをかけたライバル決戦に注目される。

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