お笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘さんが2022年7月28日、ラジオ番組「狩野英孝ザ・ラジオショー」(ニッポン放送)に出演し、所属する吉本興業の対応に不満をぶちまけた。同月に放送開始したNHK新番組「笑わない数学」のMCを務めているにもかかわらず、ギャラが相方・向井慧さんに振り分けられてしまったという。尾形さんは、自身のキャラクターが誤振込の原因だったとして、「どうなってんのこれ!」と悲痛な叫びをあげている。「『尾形にNHK出れるわけねぇ』みたいな」ラジオ放送はお笑い芸人・狩野英孝さんがMCを務め、補佐役としてお笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜さんと箕輪はるかさんが出演した。ゲストの尾形さんが「納得いかないことが一つあって」と切り出す場面があった。尾形さんによると、MCを務める「笑わない数学」のギャラが事務所の手違いで、誤って向井さんに振り込まれてしまったという。理由について、「よくよく聞いたら、吉本の経理の人が『尾形にNHK出れるわけねぇ』みたいな。勝手な判断で向井に入れてんの!」と伝え、出演者らの笑い声に包まれながら、尾形さんは「どうなってんのこれ!ちょっとおかしいだろこれ!」と不満をぶちまけた。知的エンターテインメントをうたう同番組の起用について、ドッキリを疑ったと尾形さんは放送前の会見で述べていた。狩野さんは「吉本さんが勝手にイメージで振り分けちゃったってことっすね?」と応じ、近藤さんも「いやいや尾形さんなわけないと」。「そんなことあるんだ」と驚く狩野さんに、コンビ間でギャラが誤送金されたことはないか尋ねられると、近藤さんは「私たちはそんな無いよね~イメージがそんな大幅に違う事ないと思うんすよ」と答えていた。「おれ絶対言わないもん、それ。もし入ったら」今回のギャラは「そこそこ良かった」と尾形さんは明かす。向井さんの指摘によって事態が発覚したとし、「向井はちゃんと言ったから偉いよな。おれ絶対言わないもん、それ。もし入ったら」と話すと、近藤さんに「泥棒?!」「偉いっていうか普通ですけどね」と諭されていた。また、尾形さんにメンバーらの給料が渡ったことがないかについては、若干の間があったのちに否定。挙動を笑う出演者らに疑いの目を向けられると、「ないないない。ないないない。それはないです。俺もちゃんと言う」と強調した。一方、もしもの話になると「まぁでもその自分で言うことじゃないじゃん」「ジュースでも奢って...」と笑いを誘う。給料明細で分かるという指摘には、「まぁバレるか...。いやいやアイツら結構みない」「俺だけよ、一個一個みてるの。がめついからさ」という。
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