2024年 5月 5日 (日)

「ストライクが入らない」「これが巨人の現実」 江本孟紀氏、不安浮き彫りのG救援陣に苦言連発

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   プロ野球南海、阪神などで活躍した野球評論家の江本孟紀氏(75)が2022年8月2日放送のラジオ番組「ショウアップナイター」(ニッポン放送)に出演し、同日に東京ドームで行われた巨人対阪神戦を解説した。

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「とにかくストライクを入れてください」

   試合は巨人が3回までに2点のリードを許すも4回に阪神の守備の乱れを突き3点を入れて逆転。ところが6回、7回にそれぞれ1点を追加され逆転されると1点ビハインドの9回には3番手・桜井俊貴(28)が死球から2点を失い3-6で敗れた。

   試合を決定付けたのは9回だった。この回からマウンドに上がった桜井は先頭・大山悠輔(27)に死球を与え、続く熊谷敬宥(26)にヒットを許し無死1、2塁のピンチを迎えた。ロドリゲス(30)をセカンドゴロに打ち取るも1死2、3塁のピンチで梅野隆太郎(31)に2点タイムリー。1点差が3点差に広がり9回の攻撃は三者凡退に終わった。

   江本氏はマウンド上の桜井に「とにかくストライクを入れてください。フォアボールはダメですよ」と忠告するも直後に大山への死球。接戦の9回に自らの失投で先頭打者を塁に出した桜井に江本氏は「フォアボール、デッドボールは絶対にダメ」と指摘した。

   さらに梅野にタイムリーを許した場面では「せっかくいいゲームをしてるところにやっぱり今の時期になっても巨人の弱点というかね。こういうところが出てますよね。こればっかりは今からどうのこうのできないが、これが現実なんですよジャイアンツの」と厳しい論調で解説した。

「打線というより投手陣の差が出た」

   また、桜井の後を継いだ4番手・戸根千明(29)が陽川尚将(31)にいきなり四球を与えたシーンに江本氏は思わず「フォアボール出すなよ。ストライクが入らないんだからとにかく」と言い放ち、「ここ数年間のジャイアンツの一番の問題ですよ。毎年解消されてない。どんどん逆に悪くなってきている。どういう風に対策を立てていくかというのを長期的にも短期的にも考えないと」との見解を示した。

   巨人は原辰徳監督(64)をはじめ多数の主力選手が新型コロナウイルスの陽性反応を示し、7月20日のヤクルト戦以降、オールスターゲームを挟み6試合が延期となった。桜井は公式戦再開となったこの日、出場選手登録され1軍のマウンドは7月7日のヤクルト戦以来だった。

   江本氏は試合後、「打線というより投手陣の差が今日は出ました。こういう展開は何度もジャイアンツの場合はあってコロナは別として実際に試合をしているわけだからその内容からいったら今日あたりは今年の最大の課題なんですよ。この辺をどうやって解決をしていくかジャイアンツは」と解説した。

   後半戦初戦を落とした巨人はこれで3連敗。借金「6」で5位に低迷し最下位中日には2ゲーム差まで迫られている。阪神との第2戦は戸郷翔征(22)が連敗ストップをかけて先発のマウンドに上がる。

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