プロ野球・DeNAの今永昇太投手がメジャー挑戦を表明した――。こんな情報が駆け巡り、球団のファンらが色めき立っている。しかし、発信元のメディアは「誤解を招くような表現がありました」として該当部分を削除した。「一部誤解を招くような表現がありました」野球専門メディア「Full-Count」は2022年8月21日、「DeNA今永、メジャー希望聞かれ『イエス。近いうちに』 大谷溺愛アナリストが明かす」と報じた。情報源は、米専門局「FOXスポーツ」のアナリスト、ベン・バーランダー氏のポッドキャスト番組での発言だという。来日中のバーランダー氏は19日、DeNAの試合を観戦し、今永投手らと交流した。記事では、バーランダー氏が「メジャーに来てプレーしたいか?」と問いかけたところ、今永投手は「イエス、もちろん。(アメリカに)行きたい。できれば近いうちに」と首肯したと伝えていた。事実上の「メジャー挑戦」宣言は驚きをもって受け止められ、「応援したい気持ちとずっと横浜に残って欲しい気持ちですごく複雑」「行くなら優勝してから...今永失ったら何十年遠のくか...」と率直な心境が次々にSNSに書き込まれた。しかし、当のバーランダー氏が21日、ツイッターで「Nonothisisnotwhathemeant.Justamiss-communication!」(いいえ、これは彼が意図したものではありません。ただのミスコミュニケーション!)と反応。その後、記事のタイトルは「DeNA今永は『最高の投手の1人」 大谷溺愛アナリストが"直接交流"...ユニも購入』に修正され、本文から移籍に関する箇所は削除された。Full-Countは「一部誤解を招くような表現がありました」として「ご指摘いただいたベン・バーランダー様やDeNAファン、関係者の皆様にお詫びするともに、今後、気をつけて報じていきます」とコメントしている。
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