高校生・大学生よりも「入団拒否」リスクは上がる
在京球団のスカウトは社会人野球の選手の指名について、こう語る。
「入団拒否のリスクは高校生、大学生より上がります。企業としても大きな戦力ですし、3位以内の指名でなければ入団拒否の姿勢をドラフト前に各球団に伝えられるケースがある。
今回の河野みたいに社会人野球でもう1年プレーして、輝きを取り戻してプロからの評価を受けたいという選手もいる。ただ、プロに入ってしまえば指名順位は関係ない。活躍すればいくらでも稼げますから。来年ドラフトで指名される保証もないですしね」
河野は悩み抜いた末に、どのような決断を下すだろうか。
(中町顕吾)