2024年 4月 19日 (金)

秋元康氏も「どう読むのだろう?」 写真集も発売、HKT48地頭江音々「彼女の名前」の読み方は

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   HKT48の地頭江音々(ぢとうえ・ねね)さん(22)にとって初の写真集「彼女の名前」(玄光社)の出版記念イベントが2023年2月5日に東京・渋谷の書店で開かれ、地頭江さんが報道陣の取材に応じた。地頭江さんは16年に4期生としてグループに入り、今では主力メンバーのひとり。他に写真集を出したことがある現役メンバーは、運上弘菜さん(24)、田中美久さん(21)のみだ。現役メンバーとしては唯一の宮崎県出身者で、全編を県内で撮影した。

   世代交代が進むグループのあり方にも言及し、「HKT48の『第2章』というものが確立されたものになるように、頑張っていけたら」と、新たなフェーズに向けて意気込んだ。

  • 初の写真集「彼女の名前」(玄光社)を出版したHKT48の地頭江音々さん。タイトルは総合プロデューサーの秋元康氏がつけた
    初の写真集「彼女の名前」(玄光社)を出版したHKT48の地頭江音々さん。タイトルは総合プロデューサーの秋元康氏がつけた
  • 表紙写真は宮崎・青島で撮影された
    表紙写真は宮崎・青島で撮影された
  • 初の写真集「彼女の名前」(玄光社)を出版したHKT48の地頭江音々さん。タイトルは総合プロデューサーの秋元康氏がつけた
  • 表紙写真は宮崎・青島で撮影された

「ただ通っていた道だった場所が、こんなに素敵なフォトスポットに」

   撮影はサンメッセ日南(日南市)や青島神社(宮崎市)など、県内各地の有名スポットで行われ、「自分の素顔だったり、友達や家族にしか見せないような顔」を多く収めた。特に「大人っぽく撮れたカット」は、「緑のワンピースで宮崎の海の岩に寝転んだりとかしながら撮った写真」。ふるさとの景色が地頭江さんを引き立てた。

「私がいつも宮崎に帰省したりだとか、宮崎に住んでいたときに、景色の一部として...というか、ただ通っていた道だった場所が、こんなに素敵なフォトスポットになるんだ!というのもびっくりしましたし、何か夕暮れとかっていうのもいろいろ相まって、大人っぽい雰囲気が出ているのでは」

   これまでに行ったことがなく「すごいところ」を聞かれると、柱状節理の断崖絶壁が有名な馬ヶ背(日向市)を挙げた。

「何か宮崎って自然が豊かとか、緑が多い、海が多いっていうイメージはあったんですけど、もっと何か大地みたいなところを感じる場所があったのはすごい新発見」

国立国会図書館でも調べるのが大変な「希少名字」

   写真集のタイトル「彼女の名前」は総合プロデューサーの秋元康氏がつけた。地頭江さんにとって秋元氏は「本当に面識が1ミリもなくて想像上の人物だった」(1月14日、劇場公演)が、秋元氏が珍しい名前に着目し、帯に次のメッセージを寄せた。

「彼女のその名前は本名だ。どう読むのだろう? そう思った瞬間から、君は、彼女に惹かれているのだ。興味がなかったら、どう読むのか興味をもつこともないだろう。」

   「地頭江」の名字はきわめて珍しく、国立国会図書館の人文総合情報室で公開されている辞書のうち、唯一収録が確認できたのが「難読・稀少名字大事典」(東京堂出版)。「ぢとうえ」ではなく「じとうえ」の項目で「鹿児島県の名字。日置市などにある」と紹介されている。

   「音々」は、母親が「音」の漢字を名前に使いたいと考えていたところ、俳優の大塚寧々さんがテレビに映り、「『音々』、かわいいじゃん!」とひらめいて決めたという。

   地頭江さんが囲み取材に応じるのは、1年ぶり2回目。地頭江さんにとって、舞台や映画、今回の写真集など活躍が広がる1年だった一方で、グループは先輩メンバーの卒業が相次いで世代交代が進む、変化の途上にある。記者の質問に答える形で、グループのあり方にも言及した。

   地頭江さんは22年10月9日の劇場公演のあいさつや、10月14日の音声配信番組で、10月16日に千葉・幕張メッセで開かれたコンサートが「グループにとって大きな分岐点」になると話していた。地頭江さんによると、「分岐点」は「『なんとなくそんな気がする』という体感」から出た表現。グループが変化する中で、それぞれのメンバーが「頑張りたいこと」に向き合うことで、グループが良い方向に向かうことを期待して出た言葉だ。

「みんながもう1個自分の中で頑張りたいことや、頑張らなきゃいけないことを一番考えていた時期だと思っていて、そこでたくさん考えたことが、これからまた枝分かれしていく。そこで考えた人、考えていない人...。考えていない人はいないと思うんですけど、そういうことをできるグループだと、またいい方向に枝分かれしていけるのでは」

「予言したわけではないですけど、結局現実として第2章の始まりのような形に」

   10月のコンサートでは、3つあったチームを2つに再編成することや、矢吹奈子さん(21)の卒業が発表された。「未来への継承」をテーマに掲げて11月に本拠地の福岡市で行われた11周年記念コンサートでは、1期生の本村碧唯さん(25)が卒業を発表。AKB48に移籍した中西智代梨さん(27)を除けば、1期生全員の卒業が決まった。一連のコンサートをきっかけに、期せずして「第2章」が始まったと受け止めている。

「自分が予言したわけではないですけど、結局現実として、本当にそういうグループの第2章の始まりのような形になって、これからどうなっていくかは自分たちも分からないですし...」

   2月8日には新曲「君はもっとできる」の発売を控えており、2月11日、18日には、新体制によるチーム公演も始まる。こういった機会を通じて、第2章をアピールしていきたい考えだ。

「私たちもそうですけど、これまで10年間、11年間見てくださっていたファンの方がやっぱり戸惑ったりだとか、どう受け止めていいのか、やはり難しいんじゃないかなと思うので...。とにかく今は新公演だったりのレッスンをたくさんしていて、皆さんにまずは受け入れてもらえるように、そして新しいHKT48や、HKT48の第2章というものが確立されたものになるように、頑張っていけたら」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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