2024年 5月 5日 (日)

元巨人コーチ、古巣順位予想はまさかの5位...阪神は「十分優勝狙える」 セ・リーグ6球団の戦力分析

「DeNAは春先厳しい戦いを強いられるかもしれない」

   DeNAは昨季、主力が開幕から出遅れスタートダッシュに失敗。中盤から徐々に順位を上げ8月には2位に浮上し首位ヤクルトを猛追したが力及ばず2位。DeNAのAクラス入りは3年ぶりだった。

   橋上氏は「オースティン選手をはじめケガ人が多く、メンバーが全部そろって開幕を迎えられないというのは痛い。開幕からメンバーが揃えば十分に優勝争いができるはずですが、オースティン選手の不在や新外国人選手のバウワー投手の調整が遅れ、大貫(晋一)投手が外れていることを考えると開幕ダッシュは難しい感じがします。牧(秀悟)選手、宮崎(敏郎)選手、佐野(恵太)選手、ソト選手を擁する打線は攻撃力が高いが、ソト選手がWBCに出場していたのでどの時期からベストコンディションで出場できるか不透明な部分がある。春先は厳しい戦いを強いられるかもしれない」と分析した。

   広島は新井貴浩監督(46)の1年目となる。橋上氏は坂倉将吾捕手(24)、新外国人選手マット・デビッドソン内野手(32)に注目し、昨季よりも順位をひとつ上げると予想した。

「坂倉(将吾)選手を捕手で固定できるということを前提とすると、打てるキャッチャーがいると全体的な攻撃力が上がる。それに新加入のデビッドソン選手がレギュラーとして機能すればさらに攻撃力が増すでしょう。昨年途中から加入した秋山(翔吾)選手もこのままでは終わらないと思う。メジャーリーグから戻ってきて2年目。どちらかという人見知りするタイプですが、チームや広島の街にも慣れてきたと思うので本来の力を発揮できると思う。抑えの栗林(良吏)投手など不安材料はあるが、投手陣を見てもある程度、投手が揃っているので十分に戦える」

   かつてコーチを務めた巨人に対してはやや厳しめの評価を下した。昨季は原辰徳監督(64)就任後、初のBクラスとなった。昨オフは外国人選手を大幅に入れ換え、新たに戦力を補強。今季はWBCで活躍を見せた主砲・岡本和真内野手(26)を軸に巻き返しを図る。

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