「いまこそジャニーズ応援」「芸能界自体が枕営業の疑惑が昔からある」 性加害巡る自民区議主張が物議→釈明

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   自民党の中坪悦子・大田区議会議員(50)が2023年9月10日、自身が投稿し物議を醸した「いまこそジャニーズを応援しようよ」などとする投稿の主旨について釈明した。

  • ジャニーズ事務所
    ジャニーズ事務所
  • 中坪悦子区議のX(@nakatsuboetsuko)より
    中坪悦子区議のX(@nakatsuboetsuko)より
  • ジャニーズ事務所
  • 中坪悦子区議のX(@nakatsuboetsuko)より

「ジャニーズに残されたアイドルたちが、仕事まで奪われて叩かれるのを見るのは悲しい」

   中坪氏は9日、ジャニーズ事務所創設者の故ジャニー喜多川氏による性加害問をめぐりX(ツイッター)にこう投稿した。

「私は10代の頃、ジャニーズの歌に励まされました。夢をもらいました。友達とカラオケで歌って踊った。青春の思い出。ジャニーズに残されたアイドルたちが、仕事まで奪われて叩かれるのを見るのは悲しい。亡くなってから総攻撃するのはおかしいと思いませんか? 知っていて放置して、甘い汁を吸い続けていたのは誰? いまこそジャニーズを応援しようよ」

   その後、自分の投稿にリプライする形で「集団イジメのような今の報道のあり方には問題があると思います」として、こう主張した。

「所属しているタレントには罪はないですし、ファンにも罪はないです。芸能界自体が枕営業などの疑惑が昔からあります。ジャニーズ事務所に限ったことではない。本件は、弁護士とジャニーズ事務所で話し合い、司法に任せれば良い話。被害が本当にあったのなら再発防止を徹底すれば良い話。法の裁きがなく、罪が確定していないのに、故人を罪人として陥れたり、所属タレントやファンを批判するのは筋が違うと思います」

   中坪氏の投稿をめぐっては、ジャニーズタレントのファンとみられるユーザーなどから感謝と共感の声が寄せられた。

「今頑張っているアーティストの皆にも人権があります!」
「全くもっておっしゃる通り。一方的にサンドバッグにできる状態になってから攻撃するのは卑怯でしかないです」

   一方で、疑問や批判の声もあった。

「企業が性加害問題について対応に納得できないのであれば、取引を行わないのは当たり前のことです」
「ジャニーズ所属のタレントが素晴らしいこと、人々の支えになっていたこととは全く別問題です。問題になっているのは事務所の対応です」
「子供への性加害を『枕営業』と一緒にしないで下さい、この発言は被害者と全ての子供に対する侮辱です」

「ジャニーズ事務所を盲目的に応援しよう、という意味ではありません」

   中坪氏は10日未明、自身の投稿を引用し「『ジャニーズを応援しよう』と投稿したのは『ジャニーズ(に所属もしくは過去に所属していたタレントたち、楽曲や作品)を応援しよう』という想いからです。ジャニーズ事務所を盲目的に応援しよう、という意味ではありません」と釈明した。

   司法に基づいた対応を進めるべきだとして、「所属タレントや元所属タレントやファンを批判するのは違うと思います。同調圧力で意見を言いづらい世の中にしてはならない」とした。

   中坪氏は自身に寄せられたリプライにも反応している。「事務所が法を超えてと言うので仕方がない」などとする指摘には、「今のジャニーズ事務所の叩き方は異常。私はジャニーズファンではありませんが、所属タレントや楽曲が好きな普通の一般人です。今のジャニーズ事務所に対するマスコミ報道は私刑と同じです」と現状を批判。「司法の場で時系列に沿った事実確認し、有罪判決が出れば法の裁きを受け、被害者に謝罪し賠償し、再発防止を行う必要があると思います」としている。

   ジャニーズより政治や区について投稿するべきではないかという旨の指摘に対しては、「他の投稿も見てくださいね」と返信。「反対意見」を投稿した一般ユーザーをブロックしたことが指摘されると、「正当なご意見の方はブロックしていません」としている。

姉妹サイト