乳児用紙オムツブランド「パンパース」の一部パッケージにおいて、右腕だけ著しく成長したようにもみえる赤ちゃんの画像が掲載されているとして、X(ツイッター)で「笑えるけど怖い」などと話題になっている。製造・販売するプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G、本社・神戸市)は取材に経緯を明かし、「混乱を招いてしまったことにつきましては、重く受け止めております」と答えた。「技術的な調整を経た結果」広報明かす話題のきっかけは2023年9月11日の投稿。Xユーザー・タンサンあさ(@tansanasa)さんが「ヤバすぎて2度見してしまった」などと実物の写真を紹介した。パンパースのビニールパッケージに、正面を向いて座る赤ちゃんの画像が掲載されている。しかし、右腕の途中から溶けて繋がるような形で、大人の手が生えている。左の脇下にも、胴を支える大人の手がある状態だ。投稿は12万8000件超の「いいね」を集め、「右手の成長が早過ぎて笑う」「笑えるけど怖い」「なにがどうなってこんな加工になるの?」「AIで生成した時のバグみたい」と驚く声が広がっている。他ユーザーからも目撃情報があがった。P&G広報渉外本部は13日、話題の画像は、23年春発売「パンパースはじめての肌へのいちばんテープ」のSサイズ64枚入り・54枚入りの外袋に用いられているとJ-CASTニュースの取材に答えた。デザインの制作意図は、「パンパースは、すべての赤ちゃんの明るく健やかな成長に貢献したいと思っています。従来製品より、赤ちゃんを優しく包み込むお母さん・お父さんをイメージしたパッケージデザインを採用しております」と前置く。先の商品についても、「赤ちゃんをお母さん・お父さんの腕が優しく支える画像」に従来から大きな変更はないものの、「しかしながら、23年春発売の上記2製品の外袋においては、技術的な調整を経た結果、両者の腕が重なってしまうという意図しないデザインで印刷を進めてしまっておりました」と説明した。AIが生成した画像ではないと述べる。「混乱を招いてしまった」重く受け止めいずれもパッケージ内の製品は他のパンパースと同様、「厳格な品質管理のもとに製造された安全な製品ですので、安心してお使いいただけます」という。来月発売する新パッケージでは修正予定だとし、「今後の製品パッケージ開発ではこのような問題が生じないよう、製造プロセスを改善してまいります」。下記の通り伝えた。「大切な赤ちゃんのためにパンパースをお選びいただきました皆様に、混乱を招いてしまったことにつきましては、重く受け止めております。今後十分に留意し、安心してお使いいただける高品質の製品作りに努めてまいります」