2年目のジンクス?巨人・大勢に心配の声 「ことごとくジャストミートされている」 

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   巨人が2023年9月21日の阪神戦(甲子園)で5-3と逃げ切り、CS進出に望みをつないだ。だが、勝利を手放しで喜べない。状態が気がかりなのが、9回に1死も取れず3失点で降板した守護神・大勢だ。

  • 写真:CTK Photo/アフロ
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「故障明けですし、もう少し時間が掛かりそう」

   先発の赤星優志が8回まで6安打無失点の快投を見せ、5点リードの9回に大勢がマウンドに上がった。楽勝ムードのはずだったが、右腕の表情が強張っていく。先頭の代打・ミエセスに152キロの直球をバックスクリーン左に叩き込まれると、大山悠輔に152キロの直球を右翼に二塁打をはじき返され、佐藤輝明にもフォークを右翼ポール際に叩き込まれた。8球を投げて1死も取れず2点差に迫られて交代。中川皓太が後続を断ち切ったが、不安要素が残った。

   スポーツ紙記者は、「最速155キロを計測しているのでコンディションの問題ではないが、打者にことごとくジャストミートされている。フォームの開きが早いなどの技術的な問題があるかもしれない。故障明けですし、もう少し時間が掛かりそうですね。2年目のジンクス?大きく成績を落としているわけではないので当てはまらないと思いますが、昨年に比べると不安定ですよね」と指摘する。

   新人の昨季は守護神を務め、57試合登板で1勝3敗37セーブ8ホールド、防御率2.05と大活躍。30セーブ到達は新人で史上4人目の快挙だった。今年は侍ジャパンに選ばれ、3月に開催されたWBCで世界一に貢献。シーズンも「不動の守護神」として期待されたが、6月30日に右上肢のコンディション不良で戦線離脱した。9月17日のヤクルト戦(東京D)で86日ぶりに登板したが、9回に1点のリードを守れず。今回も2試合連続救援失敗で防御率4.32に悪化した。

   CS進出に向け、層の薄い救援陣で戦力になってほしい右腕だが本来の状態には程遠い。首脳陣は起用法に頭を悩ませることになりそうだ。

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