タブレット持ち込みは「品位に欠ける」? 衆院事務局は疑問にどう答えたか

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「国会で議論してきた過去の経緯から、品位の問題も関係」

   それでは、一体なぜ、議場でのタブレット使用は品位に欠けるとの見方が出てきたのだろうか。

   衆院議院運営課は3月6日、J-CASTニュースの取材に対し、品位については検討会の中で事務局が持ち出したことを明らかにした。

   衆議院規則の第211条で、「議員は、議院の品位を重んじなければならない」とあり、国会で議論してきた過去の経緯から、タブレット使用については、品位の問題も関係すると説明したという。

   過去の新聞報道を見ると、衆院では20年11月24日、委員会でのタブレット使用については、合意が得られ通信機能を使わないことを条件に、議運の理事会で認められた。ただ、その際に、「議院の品位の保持に努める」と明記されていた。

   議院運営課によると、検討会では、自民党が合意しなかったため、タブレット使用については、継続して協議することになった。なお、衆院では、本会議でタブレットなどの電子機器の使用は原則不可となっている。

   また、議事課によると、18、19年に立憲民主党の逢坂誠二氏、国民民主党の玉木雄一郎氏がそれぞれ、本会議でのタブレット使用を申し入れたが、議運の理事会で認められず、引き続き協議することになっていた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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