2024年 5月 16日 (木)

「虐待とも不幸とも一切思っていない」 背中に包丁突きつけ...ZAZY父の壮絶「指導」に「教育虐待」指摘、本人が私見

母が交通事故...父は「お前が勉強せえへんとこんなことなんねん」

   母親はZAZYさんの味方をしてくれたそうだが、ZAZYさんが中学2年生の頃「1回オカンがわかりやすく壊れたなっていう日があった」として、「家帰ってきたら警察から電話あって」「(母親が)車で事故して、みたいな」と明かした。スタッフから「いわゆる、自暴自棄...」と聞かれると、ZAZYさんは「みたいな」とうなずいていた。

   母親が搬送された病院に向かうタクシーの中で、父親はZAZYさんに「お前が勉強せえへんとこんなことなんねん」と語りかけたといい、ZAZYさんは「『ヤバー!』と思いました」「『ヤバ!コイツ』みたいな。『無事でいてくれ』やろ!これを息子の勉強の脅しの材料に使ってくるって尋常じゃない。そこからもう完全にオトンを見限った」と当時を振り返った。

   ZAZYさんは一浪ののち東京理科大に進学したが、「本当に目的が見当たらなかったんで、すぐ行かなくなりました」といい、大学を中退して吉本興業の養成所(NSC)へ。NSC卒業の頃に、父親が病気で入退院を繰り返し「今夜がヤマかもしれん。会いに来るか?」と母親から連絡があったが、同期の芸人とゲーム中だったZAZYさんは「いいわ。亡くなったら帰るから言って」と返したという。

   ZAZYさんは「今オトンが向こうから戻ってきて、『あん時会ってくれへんかったやんけ』って言われても、『いや、そりゃそうやろ!』みたいな。あんたは愛情を持ってやってたかもしれんけど、やり方が間違ってたんやから、『それはしゃあないで!』って言います」と笑った。

   最後にZAZYさんは、病床の父親が「ホンマに俺に言えへんやりたいことあるんかもしれんけど、大学だけは辞めずに卒業してくれ」と言っていたと母親から聞いたとして、

「(その時には大学を)もう辞めてんのに。僕の目線で言うとめっちゃ壮大なコントに見えるんですよね。めっちゃいいオチではあるじゃないですか。そういう人生を歩んできた親父のツケというか。あんだけ教育熱心で全てをなげうって、家族をなげうってでもいい大学に行ってほしかったという教育をしてきたおかげで大学辞めちゃったっていうね」

と、こみ上げる笑いを抑えられない様子で語っていた。

   Xでは、視聴者から「ZAZYさん壮絶な学生時代を過ごしていたんだ 父親からの教育虐待怖いな」「教育虐待。ZAZYは笑って言ってるけど辛かったんだろな」「一歩間違えれば父親をあやめてもおかしくない...。壮大なコントって言い切れるZAZYの心境に惹かれた...」といった声が上がっていた。

   ZAZYさんはお笑いコンビ「ニューヨーク」公式YouTubeに21年12月7日に公開された動画に出演した際にも、父親から受けた「教育」のエピソードを明かしていた。

1 2
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中