料理評論家の服部幸應(本名・染谷幸彦)さんが死去した。78歳だった。複数メディアによると、2024年10月4日に服部さんが校長を務める服部栄養専門学校で倒れ、救急搬送されたのちに死亡が確認されたという。
多くのテレビ番組でも活躍した服部さんの訃報に、各界から悲しみの声が相次いでいる。
9月末には「『喉が痛く声が出ない』と仰りながらも立派に総会の議長を勤めあげ」
服部さんは1977年に服部栄養専門学校の校長に就任し、料理評論家として活躍した。かつて人気を博した料理バラエティ「料理の鉄人」(フジテレビ系)で解説者を務めるなど、テレビ番組への出演や、料理の監修などでも知られる。
幅広い活躍を見せた服部さんの突然の訃報に、SNSでは悲しみの声が相次いでいる。
パティシエの鎧塚俊彦さんは、インスタグラムを通じて「私達の食文化向上活動、料理人地位向上活動の父といえる服部幸應先生が他界されました」と投稿。服部さんが写った集合写真を添え、「写真は9月30日。他界される4日前の食文化ルネサンス総会の時のものです。『喉が痛く声が出ない』と仰りながらも立派に総会の議長を勤めあげられました」と服部さんが体調を崩していたことを明かした。
「服部先生は私が欧州から帰国したばかりの頃から可愛がって下さり様々な活動やメディアにも引き入れて下さいました」と振り返り、「もっともっとご指導頂きたかった。もっともっと叱咤激励して頂きたかった」と寂しさをにじませた。
料理バラエティ「愛のエプロン」(テレビ朝日系)などで共演したTOKIOは、グループ公式Xを通じて「服部幸應様のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます」とした。
「番組を超え、あらゆる面でもお力添えをいただき、料理の楽しさ、食事の大切さを教えていただきました」としている。