JAL香港便、開設から70年「アジア進出の足がかり」だった アジア諸国と北米「飛躍的に短く」...

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就航時から北米への乗り継ぎ意識「請乗日航機 飛渡太平洋」

   搭乗ゲートには就航時の資料も展示されており、中国語版の案内には「請乗日航機 飛渡太平洋」(太平洋を横断するJAL便をどうぞ)。香港から東京、そしてハワイ、サンフランシスコに乗り継ぐことが想定されていたことが分かる。

   香港線が毎日運航になったのは59年8月。78年には日本側の拠点が羽田空港から成田空港に、98年には香港側の拠点が啓徳(カイタック)空港から現在の赤鱲角(チェクラップコク)空港に移った。現時点では、JALとしては成田、羽田から1往復ずつ運航している。

   記念式典では「太極拳友好協会」のメンバーがカンフーを披露。初便時の制服に身を包んだ客室乗務員(CA)らが記念品のトートバッグなどを手渡して乗客を見送った。

   この日のフライトはJL29便。3クラス(ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミー)、203席を備えたボーイング787-9型機で運航された。満員の乗客乗員217人(うち乳児1人)を乗せて9時40分頃、羽田を出発した。

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)

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