岸田新監督の手腕はいかに
21年からリーグ3連覇を飾った際は、強力な投手陣を中心に守り勝つ野球に加え、中島聡前監督が毎日のように打順を組み替える「日替わり打線」が機能し、白星を積み重ねていた。借金14と大きく負け越した昨年も、救援陣はリーグ2位のチーム防御率2.67と奮闘していた。
岸田監督は現役時代、主にリリーバーとして活躍し、20年以降は投手コーチに就任して投手陣の力量を把握している。ブルペンを立て直し、得点力を上げられるか。この課題を乗り越えられなければ、再び低迷期に突入する危険性が出てくる。(中町顕吾)