NEXCO中日本の対応には批判の声も
ただし、NEXCO中日本のこの対応には批判が集中した。「システム障害はNEXCO中日本の落ち度なのに、通行料を徴収するのか」「1台1台に対して後払いを要求するのは不可能だ」という声が相次いだ。
NEXCO中日本の対応には、問題があったことは否めない。システム障害発生当初、NEXCO中日本は料金の決済ができないETC搭載車を有人レーンに誘導する対応を取っていた。これがさらなる混乱を呼び、「システム障害渋滞」に関連する事故も発生している。だからこそ、ETCレーンのゲートを開放するという措置を実施したのだ。
システム障害に巻き込まれた全ての車両が本当にNEXCO中日本の「お願い」に応えてくれるのか。「ETC騒動」は、まだまだ尾を引きそうだ。(澤田真一)