早くも2軍落ちの中日・石川昂弥、「4番に必要なことを教えたのか?」識者が疑問視...計画的でないと「選手にとって迷惑」

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「打順に対する意識付けをしっかり持たないといけない」

   「プロの世界だから結果がすべてだが、結果が出ていないものに対して、4番を任せるということは、それなりの資質を感じて、魅力も感じて、地元(出身)の4番を育てたいという理想はあったでしょう。井上監督の理想と、石川というのは全然違ったわけよね。そこはちゃんと伝えてあげるべきだなと思う」

   スポーツ紙の報道によると、井上監督は石川を2軍に落とした経緯について、「首脳陣として4番と決めてスタートして、やっぱりチームがうまいこと回らない。であれば2軍で出直してこいという方がいいかな、という形です」などと説明したという。

   このような状況を踏まえ、高木氏は「物事には歴史がある」と切り出し、次のように持論を展開した。

   「立浪監督政権のときに、石川をどういうふうに育てたかという歴史がある。井上監督がすぐに4番だといっても、『俺、4番の教育を受けていないよ』みたいなことがある。打者にはそれぞれ役割がある。その教育をしっかりしてあげないと、ただ漠然と野球をやって、(バットを)強く振れるようになって、そんなことは誰だってできる。強いチームを作るというのは、打順に対する意識付けをしっかり持たないといけないということ」

   さらに、こう続けた。

   「やり方はいろいろあるが、計画的にやらないと、ただ行き当たりばったりで、監督が代わったから『はい、4番です』とか、それは選手にとってすごく迷惑な話。球団もそこらへんのフォローをしてあげないといけないと思う」

   3年連続最下位からの脱却を図る中日。今シーズンは16日時点でリーグ5位につけており、今後は上位浮上を目指していく。

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