実用だけではない好きな腕時計をする楽しみ
いずれもベルトは革製で、ドゥゲーナは文字盤が黒なのでベルトも黒。セイコーは文字盤が黒だが、ベゼルが茶系のメッキなのでベルトも茶色にしている。
ドイツが好きな筆者はベルリンの百貨店で2012年にドゥゲーナを購入。文字盤にドイツ語が書かれ、数字や3針の美しさが気に入った。退屈な会議の時など、筆者はこのドゥゲーナの文字盤を眺めているだけでも楽しい。その後は数年おきに革ベルトを交換するたび、ステッチなど好みのものを選んでいる。
ただし、クロノグラフの正確性や時計としての耐久性は、ドイツの名門ドゥゲーナよりも日本のセイコーが上だと感じている。
若い読者も、この機会に好きな腕時計を検討してみるのもよいのではないか。実用だけでなく、趣味として腕時計を選び、毎日身に着けるのは楽しい。
(ジャーナリスト 岩城諒)