文書問題は「考え方の違い」との見方
記者からは「国会答弁と知事の発言が真逆の考え方となっているのではないか」「適切だと言うのであれば、誰の発言か、学説などを示して反論すべきではないか」との指摘が相次いだ。斎藤知事は「ご指摘は真摯に受け止める」「県としては3月26日の会見で述べさせていただいた通り」などと質問に対する明確な回答は避けた。
そして、「指摘は真摯に受け止めますけれども、考え方についての違いがあったということですので。いろんな指摘は受け止めつつも、県としては、県政運営をこれからもしっかりやっていくことが大事と思います」と、文書問題は「考え方の違い」であるとの見方を示した。
同様のやり取りはこの日、記者との間で何度も繰り返された。
インターネット上では「今日の会見、全兵庫県民だけじゃなく、全国の人が見るべき。斎藤元彦が国に反旗を翻した。『お前らが何言おうと関係ない。俺が法だ』という実質的な宣言」、「人の意見を全く聞かない人が風通しの良い職場を作れますか?」といった批判的な意見が多くあった。
一方で、「国会答弁まで登場して斎藤さん叩きもなりふり構わずだな」という声も出ていた。