広島が勝てない。2025年5月1日の巨人戦(東京ドーム)で今季3度目のサヨナラ負けを喫し、6連敗。春先はスタートダッシュに成功して貯金を5まで増やしたが、借金生活に突入した。
決定打が出ない苦しさ
投手陣が3点のリードを守れなかったが、敗因は拙攻を重ねた打線だろう。
初回に田中将大に襲い掛かり、5連打で3点を先制したが、2回以降は本塁が遠い。満塁の好機を4度作ったが無得点に。同点の9回無死満塁もファビアンが遊ゴロ併殺打、菊池涼介が三ゴロに倒れて勝ち越せなかった。
16安打を放ちながら16残塁と決定打が出なければ、重苦しい雰囲気になる。8投手の継投策で巨人打線の反撃を封じてきたが、ドラフト3位右腕・岡本駿が延長12回2死一塁から吉川尚輝に右翼線へサヨナラ打を浴びて力尽きた。