計画書を作ってもらってもできない人の「最終手段」は
しかし、中島さんの先延ばし克服プログラムでは、計画書を作っても実行しない人がいたという。こうした人への最終手段として次のように話した。
「ZOOMで見守るのでやってくださいと言います。それが無理だったら、カフェなどに場所を変えるとか、車で駐車料金15分300円の場所まで行くとか、番組企画のようなことをして、『もうやるしかない』という状況を作ってもらいます」
中島さんは、先延ばし対策のグッズやアプリが出ており、これを使うことも手だと述べる。例えば近年では、複数人で通話を繋ぎ、お互いに勉強を見守るアプリも登場している。
また中島さんは、先延ばしはスマートフォン(スマホ)の利用やアプリゲームが増え、目の前の楽しいことがやめられないことが先延ばしの原因になっていると言われていることにも言及。実際、スマホが普及してきた12年頃から、先延ばしの研究が増えているのだという。
スマホを入れておく用のタイムロックコンテナや、スマホを使っていない間に植物や生き物が育つ育成系のアプリも出ており、こうした対策方法もあるという。
中島さんは、「暴力じゃなくても解決するよ」と伝えたいと話す。