社会が教職員を責めると「先生方が潰れていく」ことにも
さらに小崎教授は、社会やメディアなどから向けられる批判の目から学校や教職員を守ることも重要だと説明する。
小崎教授は、今回の教職員の行動や対応は「とても適切であった」としたうえで、一般的に学校運営や教職員の対応は常に「100点満点」を求められる傾向にあり、社会からの目は厳しいという。しかし、社会やメディア、保護者が学校や教職員を責め立てると「先生方が潰れていく」ことにもなりかねない。
「教育委員会が、教職員を責めるような視点から率先して守ってあげることは、回りまわって教職員を守ることになっていく」
市教委は発表で、「児童、教職員を不安に思わせてしまったこととともに、けがを負ってしまった教職員に心よりお詫び申し上げます」と、教職員に対しても謝罪している。小崎教授は「教職員を守ろう」という姿勢が見えるとし、市教委を「1つ評価できる」とした。
市教委は第三小学校の教職員のケアについて、どのような対応をするのだろうか。9日にJ-CASTニュースの取材に応じた市教委指導課の担当者は、教職員についても「スクールカウンセラー及び心理士からの面談をいつでも受けられるような体制をとっている」と説明した。