「障がい者のくせに、調子に乗るな、来るんなら殺してやる」
トラブルが起こったのは、25年2月1日。受注オペレーター社員(20代女性、勤続7か月)が、福祉タクシー利用券に関する問い合わせに対応した直後、私物のスマートフォンから客の携帯電話に対し、「障がい者のくせに、調子に乗るな、来るんなら殺してやる」という趣旨のショートメッセージを送信した。「直後に被害にあわれたお客様からコールセンターに申告があり、発覚」したという。
当初、社員は社内調査では関与を否定していたが、被害届を受けた警察の捜査が始まっていたこともあり説得を続行。夜には行為を認めたため、出頭するよう説得したという。
この社員はすでに退職の上、福岡県警により書類送検をされている。客に対しては、警察の捜査や被害者の方の対応等に協力した上で、コールセンターの責任者である弊社常務取締役より、被害者の方に直接謝罪訪問したとしている。
再発防止のため、事案の発覚後、代表取締役による緊急メッセージの配信や緊急告示の貼り出しを行った。今後は「あらゆる社内研修の場」で、「今回の事案を反省材料にしながら、このような事案が二度と起きないよう、人権尊重に対する社員の意識の再教育を徹底いたします」という。