「一本立ちして欲しい思いは強かった」
だが、阿部慎之助監督が就任した昨年は、出場機会が激減した。26試合出場にとどまり、打率.261、0本塁打、1打点と精彩を欠いた。
阿部監督と関係性がうまくいっていないことが一部メディアで取り沙汰されていたが、真相は......。巨人を取材するスポーツ紙記者はこう語る。
「秋広は阿部監督が2軍監督時代から育ててきた選手です。潜在能力の高さを誰よりも評価していましたし、一本立ちして欲しい思いは強かった。野球に取り組む姿勢に関して意識が甘かったことを指摘したのも期待の高さゆえです。チーム事情により、トレードで手放すことになったのは苦渋の決断で、新天地での活躍を願っているでしょう」
ソフトバンクでレギュラーをつかみ、活躍することが阿部監督への恩返しになる。(中町顕吾)