歌詞が出てこない...橋幸夫「アルツハイマー型認知症」を公表 「中程度」でも仕事は続けられるのか

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   昭和歌謡のスター橋幸夫さん(82歳)がアルツハイマー型認知症であることを所属事務所が2025年5月20日に発表し、改めて認知症はどんな病気なのか、発症後も仕事は続けられるのかなど関心が高まっている。

  • 認知症はどんな病気なのか
    認知症はどんな病気なのか
  • 橋幸夫さんのインスタグラム(@hashi_yukio)より
    橋幸夫さんのインスタグラム(@hashi_yukio)より
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16~41%は健常な状態に戻る

   橋さんは2020年頃から「きょうは何日か」などがわからなくなる症状が出始め、2022年に軽度の認知症と診断され、昨年12月には中程度に進行、今月14、15日のコンサートでは持ち歌の伴奏が流れても歌詞が出てこなくなった。

   認知症は、橋さんのように脳の神経細胞が減少するアルツハイマー型のほかに、脳血管が詰まったり破れたりする脳血管性、特定のたんぱく質が蓄積されるレビー小体型、前頭葉や側頭葉が委縮する前頭側頭型がある。発症割合はアルツハイマー型が7割、脳血管性が2割だ。

   ゆっくり進行するタイプから階段状に認知度が低下していくタイプなどさまざまで、進行は4段階で判断する。朝日生命の解説ページによると、前兆段階の「軽度認知障害」では、物忘れは増えるが日常生活にはほとんど障害がない。16~41%は健常な状態に戻ると考えられているという。軽度認知障害でも少し進行した初期段階になると、物忘れが頻繁になり、気分の落ち込みや集中力の低下がみられる。家族や知人が気づき始めるのがこの段階だ。

   中程度の中期ではサポートが必要になる。食事をしたことを覚えていない、徘徊、話を理解できないなどが起こるからだ。重度の末期になると、身体の障害も出て、すべてに介護が必要となる。

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