万博でのユスリカ大量発生はいつまで続く? 登録者数193万人の生き物系YouTuberが現地取材で解説

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   昆虫採集を得意とするチャンネル登録者数193万人の生き物系YouTuber「おーちゃん」が2025年5月23日に公開した動画で、大阪・関西万博会場内でハエの一種「ユスリカ」が大量発生している原因について解説した。

  • ユスリカはウィータープラザで発生しているとみられる
    ユスリカはウィータープラザで発生しているとみられる
  • 「おーちゃん」の動画。ユスリカ大量発生の原因を解説した
    「おーちゃん」の動画。ユスリカ大量発生の原因を解説した
  • ユスリカはウィータープラザで発生しているとみられる
  • 「おーちゃん」の動画。ユスリカ大量発生の原因を解説した

「真夏の猛暑の時はほとんどいなくなると思う」

   「大阪万博でヤバい虫が大量発生してた」と題した動画でおーちゃんは、SNSでキャッチした「万博会場で小さな虫が大量発生している」という情報の実態を確かめるべく、現地を訪問。実際に、大屋根リングの木製の柱などに無数のユスリカが飛来しているのを確認した。その上で、会場内では昆虫を採集することが来場者向けの規約で禁止されているため、最寄り駅の構内にてユスリカを捕獲し、自宅へ持ち帰って顕微鏡で観察した。

   おーちゃんによれば、ユスリカは蚊に近い昆虫ではあるものの、口が退化していて何も食べることができず、交尾をして死んでいくだけの存在であり、「大量に発生しても害はない」という。また、万博会場と周辺で発生したのは塩分に耐性を持つ「シオユスリカ」であるとし、淡水と海水が混ざる「汽水域」で発生すると説明した。

   「ということは、このユスリカは会場の南側の水たまりから発生していると思われます」と、おーちゃんは、万博会場マップの南端に位置する池「ウォータープラザ」を指した。続けて、ウォータープラザが堤防により海から切り離して作った水域だとし、そこに雨水などが溜まって塩分濃度が下がり、汽水になった可能性があると指摘。しかも、堤防で外界から隔離された水域であるため、天敵となる生き物がほとんど存在せず、結果としてユスリカの大量発生を招いたのではないかと推測した。

   おーちゃんは「シオユスリカの挙動を見ると、たぶん暑さに弱いっぽいんで、真夏の猛暑の時はほとんどいなくなると思うんですけど、秋に涼しくなってきたらまた大量発生すると思います」と予想した。さらに、万博協会が殺虫剤メーカーに協力を要請して駆除する動きを見せていることについては「発生する虫を殺虫剤で殺しても、発生源が残ってたらどんどんわいてきますから。意味ないから」と批判していた。

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