年金制度改革法案「あんこを入れる」は「大間違い」 河野太郎氏「毒入りあんこ」と批判

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   自民党の河野太郎元デジタル相がブログやXで、年金制度改革関連法案をめぐる批判を展開している。

  • 河野太郎元デジタル相(2024年9月撮影)
    河野太郎元デジタル相(2024年9月撮影)
  • 河野太郎氏のポスト。「毒入りあんこ」修正を批判している
    河野太郎氏のポスト。「毒入りあんこ」修正を批判している
  • 河野太郎元デジタル相(2024年9月撮影)
  • 河野太郎氏のポスト。「毒入りあんこ」修正を批判している

「保険料を勝手に目的外利用することに変わりはない」

   年金制度改革法案をめぐっては、2025年5月27日に自民・公明両党と立憲民主党が党首会談を行って合意した。

   現行制度では将来の基礎年金給付額が長期にわたって低下する可能性があるとして、厚生年金の積立金を活用して基礎年金の底上げを図るとした立憲党による修正案を与党が「丸のみ」するかたちとなった。

   河野氏は25日、自身のブログに「毒入りの『あんこ』 」と題した記事を公開し、疑問をつづっている。

   与党の一部と立憲の議論について、「メディアはこの修正を『基礎年金の底上げ』とか『あんこを入れる』などと報道しているが、大きな間違いだ」と批判し、その理由を説明した。

「まず第一に、厚生年金の積立金を国民年金に流用しようとしている。どんなに屁理屈を並べようが、厚生年金の被保険者が年金のために負担した保険料を勝手に目的外利用することに変わりはない」

   保険料は税金とは異なり、「自分と自分が所属するグループの年金のために被保険者が支払ったもの」と主張。「その『保険料』を原資とする積立金を自分と無関係なグループのために使われる筋合いはない」とした。

   「年金行政が国民の信頼を失った理由の一つは、被保険者が負担した保険料を厚労省が好き勝手に、無駄に浪費してきたことだ」とし、「保険料を負担している側からすれば、いちど支払って厚労省の懐に入った保険料は、厚労省が勝手に使える金になる。こんなことを許し続けてはいけない」とつづった。

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