備蓄米も「転売ヤー」の餌食に? アイリスオーヤマは「1人1点、月1回」、販売各社の対策は

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ヤフオク、Switch 2に続き転売を明確に禁止

   ショッピングサイトを運営するLINEヤフーは5月27日、6月上旬の備蓄米販売を目指すと発表し、その中で「予約販売方式を採用し、一部のユーザーによる買い占めを防止する対策を講じる予定です」と明記した。

   さらに、28日夜になって、ヤフオクなどでの備蓄米の出品を禁止する取り組みを始めると、公式サイトで明らかにした。Switch 2に続く思い切った措置だ。「この措置により、転売による価格高騰や供給不足を防ぎ、生活者に安定した価格でお米を提供することを目指します」としている。

   具体的には、備蓄米出品の削除対応、出品を行うユーザーのアカウント停止、AIなどを活用したパトロール強化などを挙げた。

   備蓄米転売の可能性について、小泉農水相は、28日の衆院農林水産委員会で、「そのご懸念は出ていると思う」としたうえで、次のように答弁した。

「我々として、転売をしないようにということを付した上での売り渡しをしたい。どのような手段を講じることができるか、様々な検討が必要だと思っています」

   備蓄米を担当している農水省の貿易業務課は同日、転売対策について、取材にこう述べた。

「客に売り渡す際には、転売がなされないように各社に配慮を求めることにしています。販売制限は指示しておらず、今後の予定もありません。スーパーなど販売先の判断ですることだと思います。備蓄米については、精米して1か月で食味が落ちますので、夏の暑い時期などはきちんとした管理が必要になります。これまでに備蓄米の転売について聞いたことはありません」

   (J-CASTニュース編集部 野口博之)

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