長嶋茂雄氏が死去、韓国・台湾でも悲しみ広がる...「日本球界の神」「今もなおファンの心に深く」

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    プロ野球巨人でプレーし、監督としても活躍した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏が2025年6月3日、肺炎のため都内の病院で死去した。89歳だった。

  • 2011年のセガサミーカップでの長嶋茂雄氏(写真:望月仁/アフロ)
    2011年のセガサミーカップでの長嶋茂雄氏(写真:望月仁/アフロ)
  • 巨人の本拠地・東京ドーム
    巨人の本拠地・東京ドーム
  • 2011年のセガサミーカップでの長嶋茂雄氏(写真:望月仁/アフロ)
  • 巨人の本拠地・東京ドーム

「巨人の象徴であり、日本野球の『国民的英雄』と評価」

    日本球界のレジェンドである長嶋氏の訃報は、野球人気の高い韓国や台湾でも速報され、悲しみが広がった。

    韓国の通信社「聯合ニュース」(ウェブ版)は、「日本球界を代表する『国民英雄』長嶋茂雄読売ジャイアンツ終身名誉監督が肺炎のため89歳でこの世を去った」「長嶋監督は選手、監督、終身名誉監督を経た読売の象徴そのものだった」などと伝えた。

    大手紙の一角を占める「ハンギョレ新聞」(ウェブ版)は、「長嶋監督は、天覧試合でサヨナラ本塁打を放つなど、『無敵の勝負師』という愛称で活躍した」とし、次のように功績を称えた。

    「1年遅れて巨人に入団したホームラン王・王貞治(現ソフトバンク会長)とコンビを組み、『ONコンビ』として巨人の黄金時代を築いた。巨人は、この2人を軸に1960年から70年代に前例のない日本シリーズ9連覇の記録を残した」

    「トレンド新聞」(ウェブ版)は、「17年間、巨人の4番を死守した長嶋監督が89歳で逝去...巨人の象徴であり、日本野球の『国民的英雄』と評価されている」とのタイトルで記事を公開。

    記事では「長嶋監督が日本で国民的英雄として扱われた理由は、1960年から70年代の日本の高度経済成長を象徴する人物として同一視されていたためだ」と解説した。

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