プロボクシングのWBC世界フェザー級王者スティーブ・フルトン(米国、30)が、WBC世界スーパーフェザー級王者オシャキー・フォスター(米国、31)に挑戦する。
井上の強打避けるも8回TKO負け
米国の歴史と権威あるボクシング専門メディア「ザ・リング」がXで報じた。
「ザ・リング」によると、2025年8月16日に開催されるWBA世界ライト級タイトル戦の前座として行われる見通しだという。
フルトンはスーパーバンタム級王者時代の23年7月に、井上尚弥(大橋、32)と対戦したことで、日本のボクシングファンには知られた存在だ。
井上戦では序盤、フットワークを駆使して井上の強打を避けたが、8回につかまりTKO負けを喫した。
その後、階級をひとつ上げてフェザー級に転向。25年2月に、WBC世界フェザー級王者ブランドン・フィゲロア(米国、28)に挑戦し、3-0の判定勝利を飾った。
スーパーフェザー級に転向して世界3階級制覇を目指す
世界2階級制覇を達成したばかりだが、今度はスーパーフェザー級に転向して世界3階級制覇を目指すようだ。
フェザー級は、井上が26年にも転向する可能性がある階級で、世界的に注目されている。
現在、フェザー級にはWBC王者フルトンを含め、WBA王者ニック・ボール(英国、28)、IBF王者アンジェロ・レオ(米国、31)、WBO王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ、31)ら4人の世界王者が存在する。
井上がフェザー級に転向した場合、世界王者が対戦候補になるが、転級するフルトンは候補から外れることになる。
井上は、9月14日にWBA世界スーパーバンタム級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、30)との対戦を予定している。