盗難被害にあう自動車は「トヨタ」ばかり 上位10車中8台、古いクルマも狙われる

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CANインベーダーへ対策は難しい

   盗難を防ぐにはどうしたらよいのか。警察庁はイモビライザーの装着のほか、リレーアタックの被害を防止するため、スマートキーを玄関などに置かず、電波を遮断できるケースに入れることなどを推奨している。しかし、CANインベーダーへの対策には言及していない。

   現代のクルマはCAN(コントローラー・エリア・ネットワーク)と呼ばれる通信規格で電子制御ユニット(ECU=エレクトロニック・コントロール・ユニット)を制御している。CANインベーダーとは、CANに不正な信号を送信してドアロックを解除し、エンジンを始動させる特殊な電子機器だ。モバイルバッテリーのような小型サイズで、数分でエンジンを始動させることができるという。

   このため市販のステアリングロックやタイヤロックなどは、時間稼ぎぐらいの抑止効果しかないようだ。

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