『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイ役や、『名探偵コナン』の灰原哀役などで知られる人気声優の林原めぐみさんが2025年6月8日に公開したブログ記事が波紋を広げている。「「実際『陰謀論』とも言われているし」注目を集めているのは「興味がない、わからない、知らない」と題した記事だ。当初の投稿では、「楽しい旅行もさせてもらった おとなり韓国での事」とし、韓国人YouTuberが、動画を通して政治的な主張を行っていることに言及。動画には「韓国のテレビと日本のテレビも放送しない内容もありました」と説明。さらに、「今、日本でも起きている怖い事に繋がるまさかの報道規制」などがあったとして、「実際『陰謀論』とも言われているし 気になる人は探って見て下さい 『自分の目』で判断してください」などと呼びかけていた。なお、こうした主張は9日までに削除されている。「以下変更」として差し替えられた文章では、「私が韓国YouTuberさんを取り上げたら 韓国の友人から連絡がありました」とし、林原さんは次のように追記した。「今、韓国は国内で右派、左派で対立があり貴方が右派を支持するみたいにとれる発言は左派が悲しむ。また逆に左派を支持するような発言をしたら右派が悲しむ。『いらぬ争いに火をつける事になる』と怒られました」「『部外者』である私が安易に取り上げてしまう事で悲しむ人がいる」「今更だし、さらに火を注ぐ事になるかもだけれど傷ついた人がいたならごめんなさい」と反省をつづった。その上で、「こんな狭い文章では伝わらないと思うけれど、声を上げる事すら冷ややかに 日本が日本に[無関心]な事がとにかく悲しいと伝えたかった」と自身の意図を明かしている。「日本ザリガニがあっという間に外来種に喰われちゃったみたいに」ブログの後段では、選挙に関する思いもつづった。「人任せじゃなくちゃんと選挙に行かなくちゃいけない 『どうせ』とか『変わらない』は使ってる場合じゃないとこに来てしまっていると思う」「このままだと日本の日本らしさが マナーも、態度も、技術も もしかしたら、表現の自由としてのアニメも」と危機感をあらわにした林原さん。「一部のマナーの無い民泊の人や『譲る』を知らない海外観光客や京都の竹削ってしまったりする人もいる 規制を持たないと、そこはしっかり取り締まらないとやばい」とも訴え、「日本ザリガニがあっという間に外来種に喰われちゃったみたいになってしまう」と例えた。「どこか特定の国を否定している訳じゃない」としつつ、「日本の税金は『まずは』税金を納めた人達へ(納めた在日外国人は勿論含む)日本の[被災地]に今日本を支えている学生に使って欲しいと思うのは排外主義と言われるのかしら 日本の中が疲弊したら[おもてなし]もできなくなる」と問題提起した。「とにかく、選挙権がある人は(18歳からね)今一度、その権利を考えて欲しいと言いたかった やはり政治的な発言は、難しい」ともつづっている。林原さんの投稿をめぐっては、一部から「林原めぐみさんのブログ、こうやって無防備にYouTubeを見てたらそりゃ排外主義になるよねの典型例だった。。。」などとする批判が上がった。一方で、「『選挙に行こう』『不良外国人をちゃんと取り締まれ』『外国の学生より日本の学生に税金使え』って言ってるだけでは? これダメな思想なん?」などとする向きもある。
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