粘り気少ないジャスミンライスはカレーで
【カルローズ米】
いまやカリフォルニア米の代名詞にもなっているカルローズは、コシヒカリやあきたこまちと同じジャポニカ種で、牛丼チェーンの「松屋」、焼き肉チェーン「牛角」などの一部店舗で使っている。
国産米に比べるとやや粒が大きくて細長く、粘り気は少ない。スープやオイルとよくなじみ、パエリアや炒飯、リゾットに使うと軽い感じに仕上がる。粘り気が少ないので酢飯向きで、家で手巻き寿司パーティーなんていう時はいいかもしれない。
【ジャスミンライス(タイ米)】
かつて「外米」と言われた細長いインディカ米で、名前の通り甘い香りがあり、タイでは高級ブランド米だ。粘りがなくパラパラしたご飯なので、やっぱりカレーライスが一番合うか。とくにスープカレーにはいい。鶏スープの粥もあり。
普通に炊飯器で炊けるのだろうか。ジャスミンライスは研がず、水にも浸さない。さっと洗ったら炊飯釜に入れ、水の量も炊飯モードも白米と同じ。ただ、炊き上がって10分ほど蒸らしたら、しゃもじで大きくほぐすこと。パラパラ感を損なわないためだ。
(シニアエディター 関口一喜)