格闘技イベント「BreakingDown16」(7月13日、大阪)で対戦する、元プロボクサーの飯田将成(39)と、ラッパーのSATORU(27)が、記者会見で乱闘騒ぎを起こした。
「倒すならKOで倒したい」
「ブレイキングダウン」のCEOを務める朝倉未来(32)が、2025年6月10日にユーチューブを更新し、「BreakingDown16」(7月13日、大阪)オーディションの模様を公開した。
オーディションの最後に、飯田将成(39)とSATORU(27)が記者会見を行った。それぞれ意気込みを語ったが、会見後のフェイスオフ(対戦する両者が正面で向き合うこと)で両者の怒りが爆発して乱闘に発展した。
会見では、SATORUが終止、飯田を挑発。「マジで負ける気しないな、こいつに。クソごみが」と切り出すと、鋭い目つきでにらみながら、こう続けた。
「ただのナルシスト野郎だね。鏡の前で一生シャドー(ボクシング)しとけよ。お前の無名ボクサー時代から全部入れても、この試合が1番注目されてるんだよ。少し俺に感謝しろよ。俺がお前に飯を食わせているようなものだからな。俺と試合が決まってからずいぶん、ユーチューブとか投稿しているらしいな。可愛いんだよ、そういうところがよ。もっと感謝しろ、もっと盛り上げろ、くそ雑魚が」
SATORUの再三の挑発にも飯田は無表情を決め込み、「言いたいことは前回言ったので、試合で倒すだけですね。ボコボコにします。正面から打ち合う試合ができたらいいなと思います。倒すならKOで倒したいし、1分間しかないが、面白い打ち合いをしたい。相手が逃げすに打ち合ってくれれば、KOできると思います」と静かな口調で意気込みを語った。
記者会見は、SATORUが一方的に挑発して終わったが、朝倉が「最後、フェイスオフして」とうながすと、両者は真正面から鬼の形相で激しくにらみ合った。
「お前に負けたら引退してやるよ」
最初に仕掛けたのはSATORUだ。
飯田の額に自身の額を突きつけて挑発した。これに対して飯田は「触るな」と激怒。SATORUは「触ってねえよ」と挑発的な口調で応戦した。
そして、再び、SATORUが額を飯田の額にぶつけると、飯田の怒りが爆発。SATORUの顔面目掛けてワンツーを放った。
エキサイトする両者は、スタッフに取り押さえられ引き離されたが、SATORUが「効かねーよ。お前、1発で仕留めるって言ったよな。効かねーな、ガキが」と大声で挑発。
さらに、「分かってるんだよ、てめーがへぼだってことはよ。大阪で全国に教えてやるからな。てめーがカスだってことをよ。お前気に食わないから、俺と引退をかけてやろうぜ。お前の顔なんてもう、見たくないからよ」と食って掛かろうとした。
SATORUの異様なまでの怒りに危機を感じ取ったCOOの溝口勇児氏(40)が、「いいよSATORU、もう」と両者の間に割って入った。
SATORUの挑発に対して、飯田は「お前に負けたら引退してやるよ」と言い放ち、「引退マッチ」が決まった。
飯田は記者会見終了後も怒りが収まらず、スタッフにSATORUを呼び出すよう要求。試合を約1か月後に控え、新たな因縁が勃発した。