「ギリギリでやってる人はマジで食えなくなる」
ナカイドさんは「今から広告収入頼りのYouTubeチャンネルを作るのはありえないっていうのは業界的には共通認識なんですよ」「今から0→1で横動画で10万再生とか取るのってほぼほぼ不可能ですから。狙ってやることじゃないんですよ」とし、「今広告収入で食ってる人間もマジで終わり始めてるってことです。この4月からそれが本当の話になって今後もっと厳しくなる」と予測した。
広告単価が下がった要因としてナカイドさんは、ゲーム業界の不況、為替の影響を挙げた。さらに、圧倒的な加入者数を誇る定額制動画配信サービス「Amazon Prime Video」が2025年4月から日本で広告を表示するようになったことに伴い、YouTubeではなく同サービスに広告費を投じる企業が増えているからではないかとも推察した。そのうえで「ギリギリでやってる人はマジで食えなくなるのが確定ですね」と断言した。
こうした状況にどう対応するかについて、ナカイドさんは「面白い動画を出すしかない」と結論付ける。当面は収益を企業案件に依存するしかないとする一方、「今のスタイルのままやっていくと先はないなと思います」とも述べ、「独自のもの、色を出すことで勝ち筋を探すしかない。ただただ仕事をもらって企業案件をやるだけでは面白いものは生まれないですからね」と危機感を募らせていた。