裸足で田植えする写真をタレントのローラさん(35)が投稿したことをきっかけに、その是非がネットで論議になっている。
血を吸うヒルなどがいて危ないとの指摘が出る一方、学校の行事では、裸足というケースもよく見られるようだ。実際はどうなのか、農業関係者に疑問をぶつけてみた。
「水田の端を手で植えるときも、普通は長靴を履く」
ロングヘアにターバンを巻いたローラさんが、左手に稲の苗を持って、素手で植えようとしている。
上は白いブラウス、下は黒いショートパンツと、ローラさんらしいファッショナブルな装いだ。両足で踏ん張り、中腰の姿勢を保ちながらの作業らしい。
この写真は、ローラさんのインスタグラムで2025年6月7日に投稿された。他にもいくつか写真があり、それらを見ると、ローラさんは、裸足で作業をしていたらしいことが分かる。
投稿によると、ローラさんは、新潟県内にある祖父(85)の水田を借りて、田植え仲間とコシヒカリの苗を植えたという。無農薬のコメ作りをしていると明かしていた。
この投稿は、11日になって、裸足で田植えは危ないとしてXで取り上げられ、13万件以上「いいね」が集まる話題になった。
「ヒルとかいるよー」「土の中の菌に傷口やられる」「ガラスの破片が刺さったら危険だ」などと同調する声も寄せられた一方、「過度のリスク回避風潮だ」「やり方は色々ですよね」といった指摘もあり、賛否両論になっている。
農業関係者は、裸足で田植えについて、どのように見ているのだろうか。
コメ作りを担当する農林水産省の穀物課では13日、多くの農家は田植え機を使っているとJ-CASTニュースの取材に答えたうえで、人力による作業についてこう述べた。
「水田の端については、農家でも、手で植えたりしています。普通なら、長靴を履いて作業すると思います」
ローラさんのように、裸足で田植えすることについては、こんな見方を示した。