人気アイドルグループ・私立恵比寿中学の運営が2025年6月17日に公式サイト上で、冠番組と連動した新幹線ツアー企画の不手際を、開催4日前に報告して謝罪した。
「当初のご案内から重大な変更が生じました」
問題となっているのは、6月21日開催予定の「たのしいえびちゅう新幹線~supported by 推しかるちゃー~」という、JR東海とコラボした新幹線ツアー企画。
ツアーは新幹線を貸し切って行われるもので、東京駅から新大阪駅までメンバーとともに移動し、到着後に「梅田芸術劇場メインホール」で行われる、冠番組「推しかるちゃー」(MBS)の公開収録に参加できるというものだった。
「推しかるちゃー」(MBS)の公開収録のみのチケットも販売されているが、公式サイト上には、「『たのしいえびちゅう新幹線』乗客は前方席をお約束します」という文言が記載されていた。
なお、ツアーの最少催行人員は700名だった一方、梅田芸術劇場のキャパシティは1905席。1階席は1077席となっている。ネット上からはチケットを受け取ったファンから、「前方じゃなくてかなり後方」といった指摘が投稿されていた。
私立恵比寿中学の運営は17日に公式サイト上に「『たのしいえびちゅう新幹線』に関するお詫び」という文書を公開し、当該イベントについて、「当初のご案内から重大な変更が生じました」として謝罪し、経緯を説明した。
リリースの未確定文言がHP等に掲載
運営によると、「前方席をお約束します」という文言は、「発表前の確認段階で、運営上の都合により実現が困難であると判明したため、本来削除すべき内容」だったと説明した。
しかし、不手際により、「削除前の番組リリースの未確定文言が、私立恵比寿中学公式HP等に掲載される事態となりました」と明かした。
運営は「本特典に大きな期待を寄せ、ツアーへお申し込みいただいた皆様のご期待を裏切る結果となりましたこと、誠に申し訳ございません」と謝罪し、ツアーのキャンセルを受け付けることを発表。特典内容の変更を理由にツアーをキャンセルする場合は、キャンセル料が不要だという。
運営は、「この度の不手際により、皆様の信頼を損なう事態となりましたことを重ねてお詫び申し上げます」とつづっていた。