国分太一氏降板発表の日テレ会見、一部記者が抗議して大荒れ 勝手に質問、司会者「ルール守って」

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   アイドルグループ「TOKIO」の国分太一さん(50)にコンプライアンス上の問題があったとして、日本テレビの福田博之社長が2025年6月20日、記者会見を行ったが、「プライバシー」を連発した内容に反発した一部記者が声を荒げるシーンが度々見られた。

   国分さんについては、何らかの問題があって、30年続く人気バラエティ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」を降板するとのニュースが事前に流れ、ネット上で様々な憶測が流れた。

  • 写真はイメージ
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  • 国分太一氏の2021年9月10日のX投稿(@tokioinc_taichi/一部加工)
    国分太一氏の2021年9月10日のX投稿(@tokioinc_taichi/一部加工)
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  • 国分太一氏の2021年9月10日のX投稿(@tokioinc_taichi/一部加工)

「事案が分からないと、お話にならない」

   日テレがこの問題で会見するとあって、テレビ局との関係を巡って何かがあったのではないか、とも噂された。一方、福田社長は、6月20日13時からの会見で、過去に複数の問題があったと説明し、それ以外は、「プライバシーからお話しすることはできません」と冒頭で強調した。

   この短い説明の後、出席した記者から、「いつの事案か」「刑事告発や被害者の有無は?」などと質問が飛んだ。

   しかし、福田社長は、刑事告訴する事案ではないと示したほかは、「プライバシー」を繰り返した。5月27日に、関連する担当者から事案を聞いたとしたが、被害者がいるかは、「申し上げられません」と答えなかった。

   これに対し、フリーランスとみられる一部記者らからは、厳しい突っ込みが相次いだ。「ファンは、内容が分からないのに降板と言われ、戸惑っている。それでは、納得できません」と福田社長に食い下がった。

   福田社長は、「プライバシーを最優先した判断で、ご理解いただきたい」と呼びかけたが、一部記者からは、「事案が分からないと、お話にならない」と、なおも事案を話すよう要求があった。

   事案の詳細を話さないことについて、福田社長は、「弁護士にも相談して判断しました」と付け加えたが、納得が得られなかった。「常識がないんですか?」「プライバシーの事案というのは、関係ない」と反発されていた。

「我々は、世論を代表して来ているんですよ」

「説明になっていないんですよ。お話にならない。社会に通用すると思っているのか。我々は、世論を代表して来ているんですよ...」

   一部記者は、声を荒げて持論を繰り返し、福田社長が「ご意見は承りますが、プライバシーを優先させていただきます」と応酬が続いた。

   そんな中で、司会者が割って入り、名前を名乗らず勝手に質問をしないでほしいとして、「ルールを守って下さい」と呼びかけた。司会者は、会社から説明できることは少ないものの、番組からの降板という重大な事案のため会見をしていると理解を求めた。

   その結果、声を荒げる記者は少なくなったが、「どういう事案かまったく分からない」「記者会見になっていない」と不満がなおも漏れていた。会見が終わったのは、1時間半後の14時30分だった。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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