ETC障害騒動の余波...「深夜料金の変更」スタート時期を延期 だが新制度は「複雑」とXで酷評

複雑な計算式が導入される新制度

   ここで例を挙げよう。

   21時45分に入口料金所を通過した車が、20km走行した時点で22時を迎えたとする。その後、0時まで180kmの道のりを走行し、出口料金所をくぐる。割引適用時間外であれば、通行料金は5,000円だ。

   旧制度の場合、単純に5,000円から30%が割引されていた。つまり、この車にかかる通行料金は3,500円である。しかし、新制度ではこのような計算式が用いられる。

5,000円×(100%-(180㎞(割引適用時間帯の走行距離)÷200㎞(全走行距離)×30% =3,650円

   割引対象に「割引適用時間帯の走行距離」という基準を設けているため、今までよりも遥かに複雑になっている点は否めない。Xでも「複雑過ぎ」「改悪だ!」「暗算できない!」などと言われてしまっている。

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