「パ・リーグは迫力のあるピッチャーが2枚いる」
ソフトバンクはDeNA先発の左腕アンソニー・ケイ(30)に対して、先発9人のうち8人の左打者を起用した。スポーツ紙によると、ケイは右打者に比べて、左者に対する防御率が悪く、ソフトバンクは大胆に「弱点」を突いた。
高木氏は、セ・パ両リーグの違いについて、打撃面においては「セ・リーグは、破壊力のあるバッターを(DHに)入れたのは、そんなにない」とし、投手に関しては、次のように持論を展開した。
「投手でいえば、(パ・リーグは)迫力のあるピッチャーが2枚いる。例えば、(ソフトバンクの)有原(航平)と(リバン)モイネロ。(日本ハムの)北山(亘基)とか、伊藤大海。西武は、誰を挙げようかと迷うくらいいる。『セ・リーグは何枚いる』と言ったら、そこまで破壊力のあるピッチャーが2枚いるかというと...。まあまあゲームは作ってくれるピッチャーはいるが、そんなにいない」
そして、今シーズンのセ・パ交流戦について「パ・リーグの方が、たくましく見える。その中で戦略をうってきて、それに対してみんなが集中してできる。セ・リーグは、そこまで大胆な戦術をとってこなかった」とし、「パ・リーグは失敗を怖がらない。セ・リーグは失敗を怖がっている」と分析した。
セ・パ交流戦では、これまでソフトバンクが圧倒的な強さを見せており、今シーズンの交流戦の優勝は、6年ぶり9度目。