文豪も愛した城崎温泉にオレンジ色の看板が...Xで異論 市はドラッグストア側と事前協議「許可出している」

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旅館組合などが近くドラッグストア側と協議へ

   ドラッグストアの看板については、豊岡市の法令に違反している点はないのだろうか。

   この点について、市の都市整備課は6月30日、J-CASTニュースの取材に対し、設置までの経緯を説明した。

   それによると、ダイコク側から9日、市の屋外広告物条例に基づく看板の許可申請があった。城崎温泉は、条例に定めた第2種禁止地域に当たり、広告の表示面積が20平方メートル以下、広告の個数は4枚以下などの基準がある。ダイコク側からは、最初は「薬」の文字も赤色で申請があった。しかし、彩度の高い色は2色以下になっており、事前協議で、基準に適合しないと伝えると、適合するように配慮があったという。その結果、彩度の高い色は、オレンジ色と青色だけになった。

   市では、看板が許可基準に適合していたため、13日にダイコク側に許可を出していた。

   市によると、店の看板について、いくつか問い合わせが来ているという。ダイコク側に看板の色を変えてもらうかどうかにつては、「ルールを守っていただいていますので、言えることはありません」と否定した。ダイコク側からは、30日午前の時点では、申し出などは来ていないという。彩度の高い色は2色以下とする基準を見直すかについても、「現時点では、何とも言えません」と答えた。

   地元温泉街では店の看板について、どう考えているのだろうか。城崎温泉旅館協同組合の理事長は7月1日、取材に対し、こうコメントした。

「旅館組合単独でダイコクさんと協議することはありません。観光協会を含めて各種団体が一つとなってダイコクさんと話をする方向でおります。その協議が近々ありますので、それまではお話しできることはありません」

   ダイコクドラッグ城崎一の湯前店の店長は6月30日、取材に対し、「本部の方に話が来ていますので、お店では対応していません」と答えた。店を運営するダイコクの大阪本部(大阪市)に取材を申し込んでおり、回答があり次第追って伝える。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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