「自然と秩序を守りながら生きていかなければ、人類どころか地球がもたない」
須藤氏は、食糧安全保障に続いて、有機農業の推進に言及した。参院議員時代(19~24年)に農林水産委員会に所属し、そこで有機農業を推進していたとして、
「1970年から2022年までこの半世紀で野生生物の73%がいなくなっている。たった半世紀で7割近くの野生生物がいなくなっている。このままいったらどうなるだろうか。やはり自然と秩序を守りながら生きていかなければ、人類どころか地球がもたない」
などと述べた。
世界自然保護基金(WWF)が24年10月に発表した報告書では、この50年で世界の野生生物の個体群は平均73%減少したと指摘している。この点を念頭に置いているとみられる。
それ以外には「ソフトパワーの外交にも力を入れたい」と訴えたほか、党が掲げた「手取りを増やす」にも言及した。
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)