映画館「109シネマズ」が2025年7月3日に公式サイトで、問題となった「バイトテロ」に関する調査の最終結果を報告した。
「ポップコーンは不当に持ち出された廃棄品」
問題となっていたのは、6月26日に「爆サイ.com」公式Xが「独自」として公開した動画。動画では109シネマズの制服を着た男性が、ポップコーンが入った大きな袋の中に顔を埋めてそのまま食べており、「おいひい!」とピースしていた。
また、動画には酒の缶なども映り、「休憩中に飲酒し、販売予定のポップコーンに顔面ダイブするバイトテロ動画」との説明とともに「場所は109シネマズ港北」としていた。
その後、109シネマズは同日(26日)に公式サイト上で謝罪文を投稿。「現在、行為の経緯や影響を含め、事実関係を調査しております」と報告した。さらに翌27日には「途中経過のご報告」として、動画は「勤務時間外に職場休憩スペースで飲酒した当社アルバイト従業員を、飲食売店の営業終了後に撮影したもの」と判明したと明かしていた。
新たな報告として、109シネマズは3日に「109シネマズ港北 従業員による不適切な行為についての報告(最終)」という文書を公開し、「詳細な調査の結果、当該ポップコーンは不当に持ち出された廃棄品であり、販売用商品ではないと断定いたしました」と説明した。
「今後も必要に応じて適切な法的措置を検討」
また、109シネマズは「対応措置」として、今後は廃棄物の適切な管理方法の改善と、従業員の飲酒行為についての再教育を徹底する。一方、「本事案に関与した従業員につきましては、社内規定に基づき厳正な処分を行います」と明かした。
さらに、「本件は悪質な業務妨害に該当すると判断し、すでに警察署へ相談を行っております。加えて、今後も必要に応じて適切な法的措置を検討してまいります」としている。
最後には「この度は、当社従業員の不適切な行為により、多くのお客様にご心配とご不快の念をおかけしましたこと、重ねて深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「今回の件を深く反省し、お客様に安心して映画をお楽しみいただけるよう、安全・安心な環境づくりに引き続き全力を尽くしてまいります」とつづっていた。
この説明にネット上からは、「それが廃棄品だとどうやって証明するの?」「具体的にどの様な罰を与えた、訴えた、結果的にどの様な処分が下されたのかを公表してほしい」という声が集まっていた。
【109シネマズ港北 従業員による不適切な行為についての報告(最終)】 pic.twitter.com/CmJqIaQic5
— 109シネマズ港北 (@109Kouhoku) July 3, 2025